2015-04-05(Sun)

箒川(ほうきがわ)②

①に戻る
(①から読むと話の流れがわかります)

さて、続き。

巨大なニジマスは、10mくらい先の水底に沈んでいる岩盤の上でゆらゆらしている。
ニジマスが定位している水深は、1mくらいかな?
逃げる気配はない。

十分届く範囲なので、ちょっと上流からニジマスの鼻先に流れるようにニンフを流してみた。
が、まったく反応がない。

2度、3度フライを替えたり、マーカー(目印兼ウキ)の位置を変えたりしてトライしてみるも、反応なし。

10回以上流したかな?
1度だけ、替えたばかりのニンフにちょっと興味を示したような動きをした(気のせいか?)けど、結局、今のワタクシの腕では歯が立たない相手とみて、狙うのをあきらめた。

実際、この日使っていたロッド(竿)とかすべてのシステムが小さい魚(いいとこ30cm)を相手にする番手だったので、あれほどの巨大なニジマスがかかってしまったら、たぶん糸を切られるか、リールに巻いてある糸を全部出し切られて、結局は逃げられてしまったと思う。

ま、ワタクシ自身は釣るのをあきらめたけど、やっぱりあの魚がどんな魚か近くで見てみたいという気持ちはあったので、誰かに釣ってもらおうと考えた。

ちょうどワタクシの釣っている場所の上流と下流を行ったり来たりしていたベテラン風のフライフィッシャーが近くに来たので、声をかけてみた。

ワ:「今日は、何番でやってるんですか?」
べ:「今日は、ちょっと大きめの番手でやってるよ」
ワ:「そうですか、じゃあ大丈夫だと思います…。実は、すぐその岩の先にデカいニジマスが定位していて、しばらくニンフを流してみたけど、どうも僕の腕では歯が立たないので、よかったら狙ってみてもらえませんか?」
べ:「え~、ホント~?じゃあ、ちょっと見てみようかな」

で、その人がついさっきまでワタクシのいた岩の上に立って、その方向を見ている。
でも、最初はニジマスがどこにいるか気づかなかったみたい。

もっと遠くを見て探していたみたいなので、近くに行ってピンポイントで場所を教えてあげた。
まさか、10mあるかないかの足元にいるとは思わなかったみたい。

風で流れが波立ったりすると見えにくいのだけど、ちょうど水面が穏やかになった瞬間、そのニジマスがふらりと浅いところに一瞬浮いて、巨体がもろに見えた瞬間があった。

べ:「あ~、わかったわかった。あれは、大きいねえ!」

ワ:「じゃあ、お願いしますね。近くで見物させてもらいますね」と言ってちょっと離れた。

そしたら、そのベテランの人が一緒に来ていた友達を呼んで、二人で岩の上に立っていろいろ指さしたりしながら相談を始めた。
どんなフライをどんなレーンで流すのか、そういう相談をしていたんだと思う。

で、結局、その呼ばれた友達が狙うことになったみたい。

(あとで聞いたのだけど、)3投目でヒット。

あらま、凄いわ。

最初にワタクシが声をかけたベテランフライフィッシャーがこっちを見て、帽子のつばに軽く手をあてて、「ありがとう」的なサインを送ってくれた。

いやいや、こっちがありがとうですよ。

実際に魚をかけた方のベテランフライフィッシャーの動きはずいぶん落ち着いていて、ロッド(竿)がひん曲がっているのに、慌てるそぶりもなく、どこでキャッチしようか周りを見回していた。

魚は、大暴れするわけではないけど、逃げようとして体をくねらせたりしている。
でも、がっちりフッキングしているみたいで、徐々に岸に寄せられてきた。

かけてから10分くらいやり取りしていたかな?
キャッチできる浅瀬まで引っ張ってきた。
(ランディングネットに入る大きさじゃないから)

ロケハン0404-3

無事、キャッチしました。

もう、ワタクシもちゃっかり近くに寄ってきて、じっくり見させてもらったけど、やっぱり大きいわ。
(新巻鮭みたい)

2人と魚が入った写真を撮ってあげたりしていたら、「君が見つけてくれたんだから、せっかくだから写真を撮ってあげるよ」と言ってもらえたので、撮ってもらった。

それが、①の冒頭の写真というわけ。

え?ワタクシが釣ったと思った?
そんなこと、一言も言ってませんけど。

釣ってもいないのに、まるで自分が釣りました的な写真を載せるなって?
だから、経緯を詳しく説明したのですよ。
記念写真に入るくらいいいじゃないですか。
第一発見者なんだから。

一連の勝負が終わった後、いろいろ話を聞かせてもらった。

実際に釣りあげた人にはフライも見せてもらった。
タングステンビーズで重くして沈みやすくしたフライを、マーカーを付けずに、ニジマスの鼻先に持っていくように流したとのこと。
フライが沈むスピードと流れるスピードを計算して、ピンポイントでフライを落とせる腕があるということだな。
フライ自体は、なんかよくわからない白っぽい素材。
水を含んだパンみたいな感じで、リアルさとか全然なし。

ただ、マーカーを付けなくても白っぽいフライだから見えやすいんだろうなー。

その方曰く、フライがニジマスの鼻先に流れたとき、くわえたのが見えたわけではなく、白いのがフッと消えたからくわえたと判断してアワセた、と。

あのくらいの大きさのニジマスだと、警戒心も強いからマーカーが流れてくると、その下のフライもフライ(偽物のエサ)と見切って反応しないんじゃないか?とも言っていた。

わかってますよ。
でも、マーカーなしで見える色のニンフ(沈める方の)フライを持っていなかったのだから、仕方がない。

最初に声をかけた人は、今日はとても渋くて全然反応がない、とも言っていた。
(とはいえ、何匹か釣ってるの見ましたけど…)

結局、20分くらい話をさせてもらったかな?

今日、デカいニジマスを釣った方じゃない方も、以前この川で70cmくらいのを釣ったとのこと。

だから、今日は友人に譲ったのかな?

とにかく、ベテランの知識と余裕と経験をすべて持ち合わせたような、いい雰囲気のお二人と話をさせてもらって、さらに巨大ニジマスを釣りあげるところを見せてもらって、有意義な時間でありました。

ロケハン0404-2

こういう雰囲気の川。

ここをホームグラウンドとするかな?
でも、ちょっと遠いか?

帰り道、宇都宮近辺を通ったので、「みんみん」で餃子を食べて帰りました。

ロケハン0404-7 ロケハン0404-6

ロケハン0404-5

栃木の桜は、ちょうど今が見ごろでした。
ロケハン0404-1
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コメント

凄い物語だな。
感心するし、羨ましい。

一人で行ってるのか?
川を歩くのは佐久間人の習性のようだ。

Re: タイトルなし

カミさんとドライブがてら足を伸ばしてみた。
俺が釣りしている間、クルマで寝てたよ。
渓流はいいねー。もう少し暖かくなるともっと気持ちいいと思う。
フライ、やる?
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